外壁塗装の現場調査の流れとは!?外壁診断の内容で悪徳業者を見極めよう

外壁塗装工事では「見積もりを取ったらすぐに工事」とイメージする方も多いのではないでしょうか。

実は、塗装の前には必ず現場調査や外壁診断を行い、外壁の劣化状況を確認しておく必要があります

診断内容次第で工事内容や工事費用が決まるので、外壁塗装を成功に導くにはこの現場調査や外壁診断がカギになります。

診断が甘いと、追加工事が増えて工事費用がかさむ、工事完了後に何度も工事をやり直すなどのトラブルが生じることになります。

ここからは、現場調査・外壁診断のメリットや診断の流れについて詳しく説明します。さらに、診断内容からわかる業者の良し悪しについても言及しますので、ぜひ最後までお読みください。

現場調査や外壁診断の目的とは?

外壁には建物を守る役目がありますが、最前線で防衛する役割を果たしているのが塗装です。

しかし、塗膜も降り注ぐ紫外線や雨風にさらされ、時間の経過とともに機能が低下してしまいます。

築年数が同じ建物でも、環境により劣化の進行状況は異なります。

たとえ同じ建物であっても、苔やカビの生えやすい北面と紫外線の影響を受けやすい南面では傷み具合が異なります。

ですから、外壁塗装の前に現場調査・外壁診断をする必要があるのです。

現場調査・外壁診断によって、建物が次の3つのいずれに該当するのか見極めることができます。

1.塗り替えの必要はない
2.雨漏りや板金修理などの修繕工事が必要
3.ただちに塗り替える必要あり

まだ外壁がそれほど劣化していない場合、誠実な業者ならたとえ商売だとはいえ、「塗り替えの必要はない」と判断するでしょう。

また、雨漏りなどの不具合がある場合は放置しておくと建物の寿命が縮まるので、早めに修繕工事を行う必要があります。

そして、塗膜やシーリング(コーキング)など外壁全体が著しく劣化している場合は、早急に塗装工事を行う必要があると判断できます。

つまり、メンテナンスが必要な時期なのか、どのような塗り替えが最適かなどの判断材料になるのが現場調査・外壁診断なのです。

メリットだらけの現場調査・外壁診断

前述の通り、現場調査・外壁診断における最大のメリットは、外壁塗装や修理工事を行うか否か、どのような塗り替えプランが最適かの判断材料となることです。

正しい判断を行えば、修繕箇所を早期発見することで住宅寿命を延ばすことができるだけでなく、最適な塗り替えプランを選択して外壁メンテナンスのサイクルを限界まで延ばすことができます。

極端な例を挙げると、しっかりとした現場調査や外壁診断を行うことで、塗装のサイクルが10年から15年になるのです。

調査や診断をしなければ、10年後に100万円、20年後に100万円、30年後に100万円必要なら、合計300万円のメンテナンス費用がかかるとします。

一方は、15年後と30年後の2回なので、合計200万円で済みます。つまり、メンテナンス費用に100万円の差が生じるわけです。

しかし、これ以外にもさまざまなメリットがあります。

現場調査・外壁診断のメリット
・メンテナンス費用が削減できる
・住宅寿命が延びる
・最適な塗り替えプランがわかる
・業者の人柄や社風が事前にわかる
・ずさんな工事を防ぐ
・追加工事代の請求がない

現場調査・外壁診断にかかる時間は業者により異なりますが、たいてい1時間程度です。

さらに診断内容の説明時間などを加えると、数時間は業者と接する機会が設けられるので、業者の人柄や社風が判断しやすくなります。

中には、塗装の知識や経験のない営業マンが建物診断と称した簡単な調査を行うことがあります。きちんとした調査なのかフリなのか、業者の様子を観察して見極めることが大切です。

また、詳しい現場調査・外壁診断は使用材料や施工方法の選択ミスを防ぐので、ずさんな工事を防ぐことができます。

万が一、塗料の選択ミスに気づかないままで塗装してしまうと、数年で塗膜の膨れや剥がれ、雨漏りなどが起きる可能性があります。

また、雨どいのひび割れに気がつかずに工事を完了させてしまうと、いくらひびの上から塗装していても雨水は漏れてしまいます。塗り替えたばかりのきれいな壁にもシミや汚れがつく可能性もあります。

そうすると、補修のための追加工事を行わなければならなくなり、費用がかさむ可能性があるのです。

現場調査や外壁診断の流れ

一般的な現場調査や外壁診断の流れをご紹介します。通常、診断は無料で外壁だけでなく住宅全体を診断することがほとんどです。

打診棒やスコープ、水平機、赤外線サーモグラフィーなどを活用して、科学的な調査と経験値を活かした診断を行います。

現場調査・外壁診断

最初に簡単なヒアリングを終えてから、外壁の劣化状況をチェックします。

色あせや光沢の低下具合、チョーキングの程度(手で触ると白い粉が付着する現象)、浮きや膨れの有無、ひび割れの深さ、金属部分の腐食具合などを調べます。

屋根の場合、はしごを使って屋根に上り、瓦の劣化状況や板金部分に不具合がないか確認します。

さらに、雨漏りがある場合は原因調査を行います。赤外線サーモグラフィーや散水試験などで雨水の滲入口を見つけます。

写真付きの報告書やDVD進呈まで

現場調査や外壁診断の終了後、診断書が用意されます。診断結果は写真付きで掲載されていることが多く、中には劣化状況の動画をDVDにしてくれる業者もいます。

診断書をもとに家のダメージの状況や塗装工事の適正時期を詳しく説明してもらいます。

さらに、当日もしくは後日、診断結果に基づいた最適な塗り替え方法や見積もりを提案してもらうという流れになります。

「〇〇診断士」の資格があれば安心!?

近年、塗装業界では外装劣化診断士や外壁診断士など、「〇〇診断士」という名の民間資格を目にします。

試験に合格した診断士は外壁塗装の専門的な知識を身に付けており、劣化状況の調査や診断、さらに対策について提案を行うことができるというものです。

確かに、資格は塗装業者の良し悪しを判断する材料の一つになります。

しかし、その一方で資格を持っているからといって安心だとは限りません。この資格は合格率の低い難しい国家資格ではないからです。

中には、経験値の少ない診断士も当然存在します。資格は業者選択のうえでの目安になりますが、一番大切なのは資格の有無ではなく、技術と経験値、そして誠実さだとご理解ください。

診断内容に差!業者の質を見極める方法

前述の通り、現場調査や外壁診断の内容によっては、外壁の塗装工事を行う必要があります。

外壁塗装で失敗しないためにも良い業者を選定したい、と思うのは当然のことですよね。

実は、現場調査や外壁診断の内容によって、良い業者、普通の業者、悪い業者の3タイプに分けることができます。ここからは、業者の質を見極める方法をご紹介します。

悪い業者の診断とは?

よく「Yahoo!知恵袋」や「教えてgoo!」などでも、「雨漏り修理をしても直らない」や「外壁塗装をしたら室内がカビだらけになった」といった悩みを見かけます。

これらは、現場調査・外壁診断において不具合のある箇所の見落としや、使用材料・施工方法の選択ミスが原因によるものです。

悪意の有無に関わらず、知識や経験不足から起こりうる事態で、悪い(=質の低い)業者に当たってしまったと言わざるをえません。

新築から10年程度経過すると、問題を抱える家が増えてきます。しかも不具合は一つや二つではありません。そのため、トラブルを一つ残らず発見する技術力や経験値が必要です。

現場調査や外壁診断は、ほとんどの場合が無料で行われます。

無料だからと気軽に頼む方も多いのですが、経験の浅い職人、塗装の知識や経験のない営業マンでは判断ミスが起きかねません。

せっかくの調査が無駄になる可能性もあるのです。

最も多い、普通の業者の診断とは?

では、「普通の業者」とは一体どのような業者でしょうか。

現場調査や外壁診断で不具合のある箇所を確認し、使用材料や施工方法を適切に判断できる業者です。

これがなぜ普通の業者と呼ばれるのか、不思議に思うかもしれません。しかし、良い業者は、さらに一歩先を行くのです。

良い業者の診断とは?

では、業者選びの正解を発表します。

今、目に見える欠陥だけでなく、今後起こりうる不具合も診断し、適切に処理できるのが良い業者の証です。

例えば、雨漏りでお困りの家があるとしましょう。雨漏りの原因を見つけられず誤った箇所を修理してしまうのが、悪い(質の低い)業者です。

また、雨漏りの原因を突き止め、適切な修理をしてくれるのが、普通の業者です。

しかし、今にも雨漏りが起きそうな別の箇所までもチェックし、先を見据えて補強や修理を提案してくれるのが、本当に良い業者なのです。

目に見える不具合を診断して直してくれる業者はたくさんあります。しかし、不具合の予兆を見逃さない、確かな診断力のある塗装専門業者はそれほど多くはありません。

「今はまだ工事の必要はなくても、2、3年後に劣化状況の確認が必要です」という診断結果や、「足場を何度も組むのは費用がかさむので、ついでに補強工事を行いましょう」という提案など、現況をしっかりと診断し、先を見越した提案をしてくれる業者なら間違いないと言えるでしょう。

外壁塗装の現場調査の流れとは!?外壁診断の内容で悪徳業者を見極めようのまとめ

しっかりとした現場調査や外壁診断は、塗り替えを成功に導くための第一歩です。

最適な下地処理の方法や塗料の種類、塗り替えのタイミングは家ごとに異なります。

曖昧な調査や診断をもとにして塗装工事を行うと、せっかくの塗装や工事費用が無駄になる可能性もあります。

まずは、塗装に関する知識や実績の豊富な業者にしっかりとした現場調査・外壁診断を依頼しましょう。

そして何より、あなた自身が大切なお家の現状を把握し、診断内容に納得することが大切なのです。

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