外壁塗装の必要性とは!?外壁が劣化する原因と外壁を塗り替える3つの目的

新築で家を建ててから10年も経過すれば、外壁の剥がれやシーリング(コーキング)(目地)のひび割れが気になってきます。

ご近所の家が塗り替えて立派になると、さらに自分の家の劣化具合が気になるかもしれません。

そんなときにタイミングよく「外壁塗装しませんか」と訪問販売の営業マンがやって来るものです。

「塗り替えるときれいになりますよ」と言われても、100万以上もの大金をかけて外壁をきれいにする必要があるのかと思うかもしれません。

外壁は汚れていてヒビだらけだけれど問題なく住んでいるのだから、塗装の必要はない思う方も多いことでしょう。

「外壁塗装は美観のため」と誤解されている方が多いのですが、実はそれ以上に重要な役割があるのです。

ここでは、塗り替えの本当の目的をご紹介します。また、塗り替えをしなかった場合に大切なお家が陥る悲惨な状況や余分な出費についてもお伝えしたいと思います。

1.外壁の劣化の原因は、人間の肌と同じ「紫外線」

例えていえば、外壁は人間の肌。そして、塗装はお化粧です。

人間の肌は日々、紫外線や水、物理的な刺激を受けています。同様に、外壁も常に紫外線や風雨、気温の変化や塩分を含んだ潮風などといった環境に毎日さらされています。

お化粧をする方ならわかりやすいと思いますが、一般的には朝、洗顔の後に化粧水や乳液をつけます。そしてメイクをします。メイクには日焼け止め効果の施されたものもありますね。

人間の肌が日焼け止めやお化粧といった対策を施さず、紫外線や物理的刺激を与え続けられると、どうなるでしょうか。当然、シミやシワが増えてしまいます。

また、たとえ朝にバッチリとお化粧をしたとしても、夕方から夜にかけてメイク直しが必要になるのではないでしょうか。

外壁も同じように、紫外線や風雨など自然現象の影響で少しずつ劣化していきます。ピカピカの新築時には100%の性能を発揮して外壁を守っている塗膜も、10~15年も経過すれば劣化してその機能が失われてしまうのです。

2.外壁塗装の3つの目的

先ほど、塗装はお化粧に例えられるというお話をしました。化粧水や乳液、メイク、日焼け止めは、見た目を美しくするためや肌を保護するため、紫外線を防ぐためなどの目的があります。

外壁塗装の代表的な目的もお化粧と同じく3点あります。これから詳しくご紹介していきたいと思います。

  • 美観の向上
  • 外壁の保護
  • 機能の付与

美観の向上は気分も一新、防犯の役割も

外壁塗装が必要な理由の1つ目に、美観の向上が挙げられます。一般的に、新築から10年ほど経過すると外壁は色あせ、汚れやヒビなどができ劣化します。大切な住まいの見た目が悪くなれば、あまり気持ちの良いものではありません。

そこで、外壁の塗り替えを行うことにより、新築時の輝きを取り戻すことが可能です。以前とは異なる色合いや質感の塗料を使うことにより住まいの印象が劇的に変わるので、気分まで一新しますね。

また、美観の向上は防犯にも有効な手段だと言えます。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した「破れ窓の理論」を用いて考えてみましょう。

この理論を簡単に説明すると、建物の窓が壊れているのを放置するとその建物は十分に管理されていないと考えられ、犯罪が起きやすくなるというものです。

外壁の塗り替えも同じです。外壁が汚れてヒビだらけの住宅なら簡単に浸入できそうですが、見た目がきれいだと防犯対策もしっかりと行っているように感じるものです。

防水機能の劣化で住宅寿命が縮み、修復費用が高額に

とはいっても、「塗装でキレイになったから安心」なのでしょうか。美観も大切ですが、美しさを保つことで家を守ることはできません。先ほど挙げた3つの目的の中で一番重要なのが、外壁を保護する役割です。

一般的によくある外壁の種類にサイディングボード、モルタル、ALC板などがありますが、どれも水に対して強い性質だとは言えません。塗装は構造体の防水性を高め、弱点を補う役割を果たしているのです。

塗り替えをしないで放置していると塗装の防水機能が失われ、塗膜の剥がれや外壁のひび割れ、目地の隙間などから壁の内部に雨水が浸入します。

しかし、だからといってすぐにでも部屋の中に水が染み込んでくるわけではありません。たいていの場合、雨漏りは気がつきにくいものです。

まず、隙間からジワジワと雨水が染み込み、断熱材にカビが発生し家の柱や土台が腐食します。そして腐食が進み、部屋の窓枠の雨漏りや壁のシミができて初めて気がつくのです。慌てて壁紙をめくってみればカビだらけ、家の土台が白蟻の被害にあっていたという事例もあります。

このように、柱や土台に腐食が進んでしまうと工事も大掛かりなものになり、当然費用もかさみます。通常の塗り替えの何倍もの費用がかかることあるのです。

さらに、躯体の損傷具合によっては住宅寿命が縮む可能性があります。したがって、定期的に塗装工事を行い、防水性を高めて外壁を保護する必要があるのです。

塗装工事における外壁保護の役割は、この防水機能だけではありません。塗り替えを行う前に下地処理といってヒビや剥がれ、欠損などを補修する作業を行います。

この下地処理を行うことで建物の強度が高まり、住宅寿命を延ばすことができるのです。

つまり、「外壁塗装=住宅寿命を延ばすこと」に直結していると言えます。

遮熱や防汚など魅力的な機能の塗料

続いて、外壁塗装が必要な理由の3つ目「機能の付与」についてご説明します。

日本は四季のある国です。一年を通して雨が降りますが、中でも梅雨の時期は大雨と湿気に悩まされますね。さらに、夏は日差しがきつくて気温の上昇も激しく、冬には雪も降ります。

先ほど述べたように、外壁を守るには基本的に塗膜の「防水」機能が重要です。しかし、防水機能以外にも家を守り快適に過ごすため、さまざまな性能を兼ね備えた塗料が発売されています。

・断熱効果を発揮し、省エネ性の高い遮熱塗料

・伸縮性があり、ひび割れしにくい弾性塗料

・汚れの付きにくい塗料

・防カビ効果のある塗料

・結露防止機能のある塗料

上記に挙げた塗料は、その性能はもちろんのこと費用や耐久性にも違いがあります。それぞれの住まいに最適な塗料は、遮熱や防汚といった要望のみならず、現在の建物の劣化状況や周囲の環境、そして今後の住まいの計画により異なります。どの塗料が良いかは、複数社に一括見積もりを取り検討するとよいでしょう。

まとめ

「Yahoo!知恵袋」や「教えてgoo!」などのサービスで多く見受けられるのが、「外壁塗装は必要なのか?」や「外壁塗装をする意味は?」といった質問です。おそらく、外壁塗装の目的が美観のためだと考えている方からの質問でしょう。

この記事を読んだ皆さんならもうお分かりだと思いますが、外壁塗装の一番大切な目的は、外壁を保護するためです。

外壁塗装を人間の歯に例えるとわかりやすいのですが、小さな虫歯のうちに早めに歯医者で治療を施せば、歯を失うことはありません。しかし、虫歯を放置しておくとやがて神経まで脅かすほどの虫歯になり、大掛かりな治療が必要になります。

外壁塗装も同じように、永く安心して住むためには適切なタイミングでのメンテナンスが不可欠です。

確かに、外壁塗装は100万円もの高額な工事になります。急に大金を用意するのは大変ですよね。

しかし、「お金もかかることだし、まだいいか」と節約のつもりで外壁塗装のタイミングを引き延ばしていると、塗膜の保護機能が完全に失われてしまいます。雨漏りなどで構造体が劣化すると、最悪のケースを生むことになりかねません。修繕費用が高額になり住宅価値が下がるばかりではなく、災害時などに建物倒壊の原因ともなるからです。

人間の歯でも定期検診がすすめられます。虫歯になってから治療するよりも、虫歯にならないように予防することが大切だからです。

大切な住まいを守るためには、外壁塗装も同じく大規模な修繕工事を強いられる前に、定期的に塗装して住まいを守る必要があるのです。

ここまで外壁塗装の必要性についてお話しました。では、実際に業者に見積もりをお願いするにはどうすればよいのでしょうか。一社だけの見積もりだと工事内容や金額が適正であるか判断しにくくなります。

複数社に一括見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

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