耐久性が高い外壁にするには!?汚れにくい外壁塗料を選ぶことが長持ちするポイント

みなさんは外壁塗装において何を重要視しますか?

価格はもちろんですよね。好みの色や、話題になっている施工方法も気になるところです。

でも、外壁塗装で最も重要視すべきなのは「耐久性」と「汚れにくさ」です。

価格・色・施工方法は、耐久性と汚れにくさを優先した上で2番目に考える項目でしょう。

ここでは、外壁塗装で最も重要視すべき「耐久性」と「汚れにくさ」について紹介します。

外壁塗装の「耐久性」について

毎年、国民生活センターには訪問リフォーム業者とのトラブルに関する相談・苦情が約6,000件程度も寄せられています。

その中でも、特に外壁塗装に関する相談・苦情の件数は多く、残念ながら外壁塗装業界は悪徳業者の巣窟となっています。

外壁塗装の悪徳業者がよく使う手口として

  • 即決してくれたら半額にしますよ
  • キャンペーン中なので100万円引きですよ

と「安さをアピールする手法」が挙げられますが、実際には粗悪な工事を割高ですることになり、100%の確率で施主が泣かされてしまうことになります。

ついつい安さに惹かれてしまうのは仕方のないことですが、このサイトにたどり着いた賢明なみなさんには、ぜひ「安さよりも耐久性を重視すべき」だとアドバイスさせて頂きます。

では、外壁塗装の「耐久性」とは一体どんなポイントを見れば良いのでしょうか?

なぜ外壁塗装が必要なのか?

外壁塗装における耐久性を知るためには、まず「なぜ外壁塗装が必要なのか?」をひも解いておく必要があります。

中には「塗装なんかしなくても、そのままで大丈夫じゃない?」と思っている方がいるかもしれないので、ここで外壁塗装が担う役割を紹介しましょう。

外壁塗装は、住宅の外壁の耐久性を向上させる役割を担っています。

「え?色を塗っても耐久性は上がらないでしょ?」と思った方にも分かりやすく説明しますね。

まず、外壁や屋根に塗られた塗料は、乾燥することで「塗膜」を形成します。

塗膜は、常に外気にさらされながら、雨・湿気・日光の紫外線・汚れ・有毒ガスなどから外壁を守っています。

もし塗膜によるガードがない状態だと、外壁はすぐに水分や汚れの侵入を許してしまい、外壁だけでなく柱などの重要な部分にまで甚大なダメージを負うことになります。

また、塗膜は徐々に劣化してしまうので、劣化が進行してしまえばガード能力も失われてしまい、外壁は丸裸同然の状態になってしまいます。

つまり、外壁の耐久性は塗装というコーティングによるところが大きく、外壁を長持ちさせるには耐久性の高い塗料を外壁に塗る必要があるのです。

【現役プロ業者の一言】

外壁塗装の役割を理解して頂けるカンタンな事例が、日曜大工で建てたお手製のウッドデッキや縁台。ホームセンターで木目の美しい板材を購入し、苦心の末に完成させても、1ヶ月も経てば水分を吸い込んで黒ずんだりコケが発生します。一見、素材をそのままで建てられたように見える建物でも、プロ業者が建築したものは「素材の風合いを活かした塗装」を施して耐久性を持たせているのです。

 

耐久性に直結する「汚れにくさ」

外壁の耐久性を語る場合に「どんな塗料なら耐久性が高いの?」と質問されたとすれば、答えは「汚れにくい塗料」が正解です。

外壁に付着した様々な汚れは、塗膜を劣化させて外壁へのダメージの原因となるため、汚れにくい塗料=耐久性が高い塗料という方程式が成り立ちます。

外壁の塗り替えを考える人の多くは、どこかしら外壁の汚れが気になった箇所があるはず。

実際に塗り替えを施工した施主の方々からも「汚れがつきにくい塗料で」や「汚れが目立たない塗料で」という希望が多く寄せられました。

外壁塗装で使用する塗料を販売している各メーカーは、汚れにくい塗料の開発に力を入れています。

新しい塗料を開発すると、1〜2年くらいの期間で屋外にさらして汚れの付着を確かめたり、JIS規定に準じた試験液に浸したり乾燥させたりを50回繰り返した後に中性洗剤で洗い流して色褪せの程度を確認するなどして、汚れにくさを数値化しているのです。

こんな塗料は汚れやすい!

「汚れやすい塗料」と言ってしまうと、どうしても粗悪な塗料のようなイメージになりそうですが、実はそうではありません。

外壁塗料で使用する塗料には、塗料の特性上、どうしても汚れが付着しやすいものがあります。

合成樹脂塗料

アクリル系・ウレタン系・シリコン系塗料などは、実は合成樹脂塗料に含まれます。

各メーカーはこれらのポピュラーな塗料に特殊な顔料などを使用して汚れの付着を防止する機能を高める努力を続けています。

ツヤなし塗料

ツヤなし塗料は、ツヤあり塗料と比べると表面が平滑ではないため汚れが付着しやすくなります。

弾性塗料

弾性塗料は表面が柔らかくわずかに粘着性があるため、汚れが付着しやすくなります。

汚れが刺さるように付着するため汚れを除去しにくというデメリットがありますが、軽度なヒビ割れなら自動で埋めてしまうメリットもあるため、どちらを優先するかを検討しましょう。

自動で汚れを除去?セルフクリーニング機能

これまでの塗料は、塗装の表面がコーティングとなって水分を弾いていました。いわゆる「はっ水」と呼ばれる効果です。

ところが、この働きでは水分を弾いても汚れは塗装表面に残ったままになってしまいます。

汚れが混ざった水分が外壁に残り、水分だけが流れ落ちたり乾燥してしまうと、外壁に汚れだけがくっきりと残ってしまいます。

自動車の窓ガラスや浴室の鏡に「ウロコ」が生じる状態と同じですね。

このような状態を「なじまない」「親和性がない」といいます。

そこで、特殊な加工によって塗装表面と水分をなじみやすくすると、塗装表面の水分は弾かれず、まるでシャッターを下ろすかのようにスムーズに滑り落ちていきます。

この状態を「水になじむ」「親和性がある」といい、この効果のことを「親水効果」と呼びます。

親水効果が発生した外壁は、塗装表面についた汚れを水が洗い流してくれます。

つまり、外壁が自動で汚れを除去してくれるわけです。

「セルフクリーニング機能」と呼ばれるこの機能を持つ塗料は「低汚染性塗料」として様々なメーカーから販売されています。

セルフクリーニング機能を持つ低汚染性塗料のパイオニアといえばエスケー化研。

防水機能としてはっ水効果を活用することが常識だった時代に、親水効果の発表は業界を騒然とさせるセンセーショナルなものでした。

現在、エスケー化研では

【水性セラタイトシリーズ】
  • 水性セラタイトSi
  • 水性弾性セラタイトSi
  • 水性セラタイトF
  • 水性弾性セラタイトF
【クリーンマイルドシリーズ】
  • クリーンマイルドウレタン
  • 弾性クリーンマイルドウレタン
  • クリーンマイルドシリコン
  • 弾性クリーンマイルドシリコン
  • クリーンマイルドフッソ
  • 弾性クリーンマイルドフッソ

がラインナップされており、配合樹脂・弾性の有無などを幅広く選ぶことが可能です。

【現役プロ業者の一言】

低汚染性塗料はあくまでも「低汚染」であって「全く汚れが付着しない」というわけではありません。低汚染塗料で施工しても環境次第では汚れが目立ったりコケが付着することがあり、施主から「あまり効果がなかった気がする」というクレームが寄せられることもありますが「低汚染塗料を施工していなければもっと汚れていた」と考えるべきですね。

汚れの発生を防ぐポイント

外壁の汚れを防ぐために気を付けたいポイントを紹介します。

施工時に気を付ければイヤな汚れを防ぐことができるので「汚れを防ぎたい」と考えている方はぜひ実践してください。

ポイント① 雨だれ跡を防ぐには?

外壁の汚れで特に目立ってしまうのが「雨だれ跡」です。

雨だれ跡は、汚れの縦スジが外壁に生じてしまうので、非常に汚く見えて目立ちます。

雨だれ跡が生じやすい箇所は

  • 庇(ひさし)
  • 窓周辺のサッシ水切り部の下
  • 換気口・排気口の下

ですが、特に突起などもない箇所にも生じることがあります。

ちょっと考えると「水を弾けば防げるのでは?」となりそうですが、はっ水効果のある塗料だと雨水の水分だけを弾いてしまい、雨水に含まれた汚れや油分は壁面に残って雨だれ跡の原因になります。

これまでの外壁で雨だれ跡が気になっていた方は、はっ水効果のある塗料を避けて「親水効果」がある塗料を選びましょう。

親水効果を活かしたセルフクリーニング機能を持つ塗料なら、雨水に含まれた汚れや油分も雨水と一緒に洗い流してくれるので、雨だれ跡を圧倒的に防ぐことができます。

ポイント② カビ・コケ・藻の発生を防ぐには?

外壁の汚れの中でも汚染面積が広くなるのがカビ・コケ・藻の発生です。

あまりピンとこない方がいるかも知れませんが、ほとんどの住宅は必ずと言ってもいいほどいずれかの面にカビ・コケ・藻が発生して広い面積を汚染しています。

カビは、

  • 湿気が多い浴室周りの外壁
  • 日当たりが悪くなる北側の外壁
  • 外塀や隣家との間が狭くなる、風通しの悪い面の外壁
  • 気温25℃以上・湿度80%以上の環境(工場の排気や飲食店の厨房に接するなど)

で発生しやすくなります。

外壁に生じるカビは、黒カビ・青カビ・赤カビ・ススカビなどが主。

見た目が汚くなるのはもちろんですが、それ以上に気になるのはアレルギー症状の発症です。

カビは非常に小さな粒子状なので、外壁にカビが付着していれば、その周囲にはたくさんのカビが舞っています。

花粉症などにアレルギーを持っている方は、カビが飛散している場所ではアレルギー症状を発症してしまうことが多く、特にお子様がいる家庭では健康被害も心配になるので避けたいですね。

カビを防ぐためには、まず既存のカビを高圧洗浄で徹底的に洗い流すことが重要。

高圧洗浄をザッと済ませてしまうとカビが残って必ず増殖するので、カビが気になる面は塗装業者に「ココのカビが気になる」と伝えて高圧洗浄をしっかりとやってもらいましょう。

カビ汚れがひどい場合は、水だけではなく洗浄剤を使ってもらうほうが賢明です。

既存のカビをしっかりと除去してもらったら、下塗りで防カビ剤を塗布した上で「ツヤあり・防カビ剤入り」の塗料を塗装してもらいましょう。

ツヤあり塗料は表面が平滑になるため、カビが付着しにくくなります。

コケや藻は、大気中に飛散している胞子が外壁に付着して繁茂します。

コケや藻が繁茂してしまうと、その部分に砂塵が引っかかってしまい、まるで土の上にコケや藻が引っ付いてしまった状態になります。

コケや藻は外壁に水分が残っている部分に付着して繁茂するので、雨水が球状で残ってしまうはっ水効果では防ぐことができません。

親水効果によって水分を下へ落とす必要があるので、セルフクリーニング機能を持った塗料で防ぎましょう。

高耐久・汚れにくい外壁のまとめ

外壁塗装で重要視したい「高耐久・汚れにくさ」を持つ外壁について紹介しました。

カンタンにまとめてみると、耐久性が高く汚れにくい塗料とは

  • 親水効果を活かしたセルフクリーニング機能を持つ低汚染性塗料
  • 防カビ剤入り塗料
  • ツヤあり塗料

が挙げられるでしょう。

耐久性の面では、ヒビ割れを自動で穴埋めする弾性塗料も捨てがたいところですが、特性上、どうしても汚れが付着しやすいというデメリットがあります。

塗料のメリット・デメリットを十分に理解して比較検討するには、やはりプロの外壁塗装業者にアドバイスを受けるのが一番。

できれば、ひとつの業者にこだわらず、複数の業者からアドバイスを受けるのがベストですね。

「耐久性が高くて汚れにく外壁にしたい!」と考えている方は、ぜひ「一括見積りサイト」を活用して複数業者から見積りを取り、工事費用とクオリティを比較して業者を決定しましょう。

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