屋根塗装の費用価格は!?屋根塗料の種類を工事単価と耐用年数で徹底比較

マイホームをちょっと高台から眺めてみると、なんだか屋根の色がほかの住宅と比べてくすんで見えた…

屋根のくすみや劣化は、普段の生活ではなかなか気が付く機会がありませんが、だからこそ気が付かないままで劣化が進行してしまうものです。

現在、屋根の塗り替えを考えている方はここで「ちょっと待った!」です。

屋根の塗り替えをするなら、屋根だけでなく外壁もセットで塗り替えましょう。

塗装の耐久性・コスパなどを考えれば、屋根と外壁は同時に塗り替えるのがベストです。

ここでは、屋根の塗装について深く掘り下げていきましょう。

なぜ?屋根と外壁の塗り替えは同時がベスト?

今のところは屋根の塗り替えだけで、外壁はまだ大丈夫かな…と思っている方だと「なんで屋根と外壁をセットで塗り替える必要があるの?」とか「どうせ塗装業者がたくさん儲けたいからでしょ?」なんて感じるかも知れませんね。

当然の話ですが、住宅を新築する場合、屋根と外壁は同じタイミングで塗装されます。

そして、屋根と外壁はセットとして同じランクの塗料を使って塗装するのが通例です。

そうすると「屋根が劣化していると感じるタイミングは、外壁も同じく劣化している」ということなんですね。

もちろん、反対に外壁が劣化していると感じれば屋根も同じく劣化しているということ。

外壁塗装の基本として、屋根と外壁は常にワンセットで塗り替えをするのがベストです。

屋根は日光に含まれた紫外線や直射日光による熱・風雨・雪など、非常に厳しい自然条件から住宅を守る役割を果たしています。

もちろん、厳しい自然環境にさらされているからこそ劣化も激しく、遠目からでは分からないのに、実際に屋根に登って間近で見ると激しく劣化しています。

屋根の塗装の劣化は、そのまま放置すればさらに塗装が持つコーティング機能が失われてしまい、紫外線や熱・風雨によるダメージが直接屋根に伝わるようになります。

さらに劣化が進行してしまうと、最悪の場合は雨漏りが発生してしまいます。

雨漏りが発生するほど事態が悪くなれば、補修・修繕工事はかなり高価になります。

こんな事態になってしまわないように、屋根の塗り替えは外壁の塗り替えと同時にやってしまう必要があるのです。

また、外壁の塗り替えにしても、屋根の塗り替えにしても、塗装工事には必ず「足場」を敷設する必要があります。

足場の敷設には、1㎡あたり600〜800円、一般的な2階建て住宅で15万円前後の足場代がかかります。

この足場代を、屋根と外壁を別々に塗り替える場合は2回も支払うことに。

足場代を2回も支払うくらいなら、屋根と外壁の塗り替えを同時におこなって、節約できた15万円でワンランク上の塗料を使ってもらったほうが利口でしょう。

屋根塗装で使用する塗料の種類・ランク・工事価格

ここでは、屋根の塗装に使用する塗料の種類・ランク・耐用年数・工事価格の相場を一覧表で紹介します。

塗料の種類・ランク 耐用年数 工事費用の相場
15坪 20坪 25坪 30坪
アクリル系塗料 約4年 過酷な使用に耐えることができないので、通常、屋根塗装に使用されることはない。
ウレタン系塗料 約6年 13万5,000円 18万円 22万 26万円
シリコン系塗料 約13年 19万5,000円 25万5,000円 33万円 37万5,000円
フッ素系塗料 約18年 25万円 33万5,000円 41万5,000円 49万円
断熱系塗料 約18年 29万円 38万5,000円 48万円 57万円

外壁塗装では「屋根・外壁の塗料のランクを合わせる」のが基本です。

屋根と外壁の塗料のランクが違うと、耐用年数に差が生じるため塗り替えのタイミングがズレてしまうからです。

ただし、屋根の素地・外壁の素地・希望する機能などによっては、仕方なく屋根と外壁の塗料のランクを変えることもあります。

もし屋根と外壁の塗料のランクを変えたとすれば、塗り替えの適齢期は「耐用年数が短いほうに合わせる」ことになります。

もったいない気がしますが、そうでもしないと足場代を2回も支払うことになるからです。

基本は「屋根と外壁の塗料のランクは同じ」で、もしランクを変える場合は「塗り替えのタイミングを耐用年数が短いランクのものに合わせる」。

これが外壁塗装のトータルコストを抑えるための鉄則です。

屋根塗装の一番人気は「シリコン系塗料」

屋根塗装で一番人気となっている塗料はシリコン系塗料。

耐用年数が10年超であり、コスパも優れているため、現在の外壁塗装ではシリコン系塗料が主流になっています。

シリコン系塗料には、水性と溶剤系のものがあり、さらに溶剤系にはシンナーで希釈するだけの1液型とシンナー+硬化剤を加える2液型があります。

耐久性や性能は“水性<溶剤系1液型<溶剤系2液型”になりますが、その分だけお値段も高価に。

塗料のセレクトは、性能やコスパとご自身の予算をじっくりと比較して決めましょうね。

さて、現在は主流となっているシリコン系塗料ですが、実は悪徳業者のセールストークで頻繁に登場します。

  • ウチが使う塗料はシリコンが入っているのでちょっと高くなりますよ
  • 当社は独自開発したシリコン塗料を使っています
  • 当社限定のシリコン塗料です

などのセールストークには要注意。

現在、外壁塗装で使用する塗料は

  • 日本ペイント
  • 関西ペイント
  • エスケー化研

の3社が国内シェアの大部分を占めており、他の中小メーカーは大手メーカーに負けないために何らかの機能に特化した塗料の開発に務めています。

どこの何かも分からないような訪問セールスの業者が、独自開発の優れた塗料を開発することなど考えられません。

悪徳業者がアピールする「オリジナルのシリコン塗料」は、実際には大手メーカーの製造ラインのひとつを間借りしてオリジナルのラベルを貼っただけのものだったり、シリコン系塗料と銘打っても実際にはウレタン系塗料程度の性能しかないものばかり。

シリコン系塗料をセレクトする際には、見積り書でどのメーカーの何という塗料を使うのかをしっかりとチェックしましょう。

【現役プロ業者の一言】

シリコン系塗料に限らず、屋根塗装の際に注意したいのは「一つの業者から聞いた情報だけで決めてしまわないこと」です。国民生活センターには、1日あたり15件以上のリフォーム関連のトラブル相談が寄せられています。外壁塗装は「急いで工事しないといけない!」ということがまず有り得ないので、必ず複数の業者から見積りを取り寄せて情報を集めてから業者を決めましょう。

 

断熱塗料なら光熱費をカット!

屋根は、住宅の中でも最も高い場所にあり、夏の暑い日差しで室内が高熱にならないように守ってくれています。

ところが、どんなにランクが高い塗料で塗装しても、1年中日差しにさらされ続ければダメージが蓄積されて劣化してしまいます。

屋根の塗装が劣化してしまうと、塗料が持っている「熱から住宅を守る」という力が失われていきます。

夏場に熱から住宅を守る力が失われてしまうと、エアコンの効きも悪くなり、光熱費が高くなってしまいますね。

最近の住宅では流行っている2階リビングの住宅なら、1日を通してエアコンをつけていないと室内で過ごすのも苦痛になってしまうでしょう。

この「屋根の熱をやわらげる塗料」は、外壁塗装の塗料メーカーが長年の課題としていましたが、近年になって「断熱塗料」と呼ばれる塗料が完成しました。

断熱塗料を屋根塗装に使用すれば、商品によってスペックが異なりますが屋根温度を10〜20℃、電気料金を最大で40%近くもカットすることが可能です。

さて、断熱塗料は「外部からの熱をカットする」という機能を持っていますが、断熱にこだわってしまうとある問題が生じます。

それは「冬場の寒い時期に、日光の熱を遮断してしまうので室内が温まらなくなる」ということです。

この問題を解消したのが「遮熱塗料」の開発です。

遮熱塗料には、室内で温まった空気を外に逃がさないという働きがあります。

例えるなら、暖かい飲み物を暖かいままで持ち歩くことができる「魔法瓶」のような働きですね。

遮熱塗料を屋根に塗装すれば、冬場の暖房代を抑えることが可能になります。

断熱・遮熱塗料の種類

ここでは、夏場のエアコン代・冬場の暖房代を抑えてくれる塗料を、商品別に紹介しましょう。

商品名 メーカー 特徴
遮熱塗料ミラクール (株)ミラクール ・遮熱断熱塗料の実績が豊富なメーカー

・夏場のエアコン代を最大40%カット

・遮熱効果も高い

遮熱塗料シリーズ (株)アサヒペン ・屋根温度の上昇を抑える効果が高い

・遮熱効果で塗装の劣化を防止する

クールサーム (株)大高商会 ・NASAが開発した4種類のセラミックビーズを配合

・屋根温度を最大30℃、室内温度を最大7℃下げる

ガイナ 日進産業 ・遮熱断熱塗料として有名

・暑さと寒さの両方に高い効果を発揮

・ロケット開発技術で生み出された塗料

ロハスコート (株)OKUTA ・太陽熱の90%を反射する

・結露を強力に防止する

・伸縮性があるので塗膜が割れにくい

ネオコート (株)エコロテック ・紫外線を99%カットする

・透明度が80%以上、上塗り塗料を活かすことができる

アドグリーンコート 日本中央研究所(株) ・世界最高峰のセラミックを配合

・赤外線排熱機能を持つ

断熱・遮熱塗料には、そのまま上塗り塗料として塗装するタイプと、上塗り塗料の上からさらに重ねて塗装するクリアコートタイプのものがあります。

例えば、エコロテック社のネオコートなら、上塗り塗料はお好みのメーカーの商品を塗装して、機能性を増すためにネオコートを塗り重ねることができます。

屋根塗装のまとめ

「屋根と外壁の塗り替えはセットで」と題して、屋根塗装を詳しく掘り下げて紹介しました。

外壁塗装業者や営業マンが「屋根だけでも塗装しましょう」などと工事を勧めてくるようなら、その業者はお断りをするべきでしょう。

そんな業者は、数年以内に「今度は外壁も塗装しましょう」と工事を勧めてきて、高い工事を短期間に2回もさせることを考えているとみて間違いありません。

また、やたらと「シリコン配合のオリジナル塗料」だと勧めてきたり、詳しい説明もなく「断熱塗料が良い」と高額な工事を勧めてくる業者も要注意!

屋根塗装の際は、一つの業者で即決せず、必ず複数の業者から見積りを取る「相見積り」を実践しましょう。

いくら愛想が良くて気を許しかけていた営業マンでも、相見積りで優良な業者の見積りを取ることができれば悪徳業者だと判るかも知れません。

「相見積りを実践したいけど、お断りをする業者さんに失礼かも…」と気が引けてしまう方は、ぜひ外壁塗装の「一括見積りサイト」を活用してください。

サイト独自の厳しい審査をクリアした優良業者を相見積り前提で紹介してくれるので、きっと納得ができる屋根塗装を実現することができるでしょう。

しつこいようですが「屋根と外壁の塗り替えはセット」で!

一括見積りサイトで最高の屋根塗装を実現しましょう。

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